吉岡洋・哲学とアートのための12の対話 2026

土曜の放課後 3
After School on Saturday

 ー 1 0 の 問 い —
かつては、会社も学校も土曜日は休日ではなくて「半ドン」(午前中だけ)でした。そのため土曜の午後には他の曜日とは違って、「ポカンと空いた」ような、何か特別な雰囲気がありました。何をするのでもない、何のためでもない時間。一方現代では、何事もキッチリ予定が決められ、「コスパ」「タイパ」などと言われて、できるだけ無駄をなくすように誰もが追い立てられています。休息や遊びですらそれに最適な場所や時間が用意されて、「何のためでもない時間」は消滅しました。

この「土曜の放課後」の出発点は、2023年に室井尚さんと共に構想した「考える=迷子になる」というコンセプトです。そして迷子になるためには「何のためでもない時間」が必要なのです。多くの教養講座は、情報過多で迷子になっている人に目的への最短距離を教える「ナビ」のようなサービスを売り物にしています。ネット動画も「私こそ正解を知っている」と話す人たちで溢れています。「土曜の放課後」はそれらとは逆に、「考える」ために「ナビ」を捨て、みんなで「迷子になる」ことを目指しています。そうした心の余裕こそ、今いちばん大切なものだと思うからです。

とはいえ、何の道しるべもないのでは「迷子になる」ことすらできません。そこで2026年度は10個の大きなテーマと、それに関わる10の問いを立ててみました。これらは正しい答えに到達することが重要ではなく、私たちが自分で考えるための手がかりを与えるものです。これまでと同様、2時間の講座の前半は吉岡がお話ししますが、それは皆さんが知らない知識を一方的に教えるためではなく、みずから「考える」ことを実演して見せ、それによって皆さんを「考える」ことへと誘惑するためです。これが、哲学することの根源的な意味なのです。
吉岡洋 + 土曜の放課後・実行委員会

吉岡洋による連続講座
哲学とアートのための12の対話 2026
 「土曜の放課後 3」

 2026年3月から2027年2月まで12回にわたり開催します。

スケジュール:

 2026年4月〜2027年2月 午後1時30分〜3時30分(受付開始:午後1時)
 ★3月21日開催の第一回はライブ配信です。
 ★今年度は、開催時間を午後1時30分からとさせていただきます。
 ★A会場あるいはB会場での開催となります。
 ★A会場は定員が25名となります。定員が超過した場合は申し込みを締め切らせていただきます。ご了解ください。
 ★受付が混雑しますので、開始10分前にはお集まりください。

講座 開催日 内容 会場
第1回(終了) 3月21日(土)ライブ配信 記録 オンライン
土曜の放課後3への招待
第2回(終了) 4月18日(土) 記録 A会場
《哲学》──思考とは、情報処理なのだろうか?
第3回(終了) 5月16日(土) 記録 A会場
《自己》──自分とは誰? そしてどこにいる?
第4回(終了) 6月20日(土) 記録 A会場
《性》──ジェンダーを無くせば自由になれる?
第5回(終了) 7月18日(土) 記録 B会場
《欲望》──それは自然に湧いてくるものなのか?
第6回(終了) 8月15日(土) 記録 A会場
《戦争》──永遠の平和は実現できるだろうか?
第7回 9月19日(土) 記録 A会場
《歴史》──それはどこに向かっているのか?
第8回 10月17日(土) 記録 A会場
《超越者》──神様と、どうお付き合いすればいい?
第9回 11月21日(土) 記録 B会場
《偶然》──チャンスを哲学することは可能か?
第10回 12月19日(土) 記録 A会場
《理性》──合理化を徹底すると非合理に行き着く?
第11回 2027年 1月16日(土) 記録 A会場
《幸福》──それは本当に人生の目的なのだろうか?
第12回 2027年 2月13日(土) 記録 B会場
土曜の放課後3を終えて(最終回)
会場:

会場A: 京都女子大学 杉本家 KOMEGLA キャンパス
※ 杉本家住宅の東側の入り口からお入り下さい(案内図参照)。

◎交通アクセス
[電車]
・阪急線:「烏丸駅」26番出口より徒歩5分
・地下鉄烏丸線:「四条駅」4番出口より徒歩5分
[バス]
・「四条西洞院」停留所より徒歩1分
※駐車場・駐輪場はありません。市営駐車場や有料パーキングをご利用ください。

〒600-8442 京都府京都市下京区矢田町116
 重要文化財 杉本家住宅、KOMEGLAキャンパス Tel:075-344-5724

会場B:FRAME in VOX
※ MEDIA SHOP前(建物に向かって左側)の階段またはエレベーターにて、3Fまでお上がりください。

◎交通アクセス
[電車]
京阪線:「三条駅」6番出口より徒歩5分
地下鉄東西線:「三条京阪駅」2番出口より徒歩5分
阪急線:「京都河原町駅」3B出口より徒歩7分
[バス]
「河原町三条」各停留所より徒歩1〜5分
※駐車場・駐輪場はありません。近隣の有料パーキングをご利用ください。

〒604-8031 京都府京都市中京区大黒町44 河原町VOXビル 3F  FRAME in VOX Tel:075-748-1581

参加費:

講座参加費:1,000円/回
 ※ 前日までに以下の「参加申し込みフォーム」からお申し込みください。
 ※ 参加費は当日、会場受付にて頂戴します。
 ※ 京都芸術大学、京都女子大学の学生は参加費無料です。

記録映像視聴:3,000円/10回
 ※第2回から第11回までの記録映像を後日、ネット上で視聴いただけます。
 (現在、第2回、第3回講座がアップされています。)
 ※ ご希望の方は下記の「映像視聴希望申し込み」からお願いします。
 ※視聴費は講座日でのお支払い、あるいは銀行振込となります。
 (お支払い確認後に限定公開アドレスを連絡します。)
 (京都芸術大学、京都女子大学の学生は無料です。)


9月19日(土)開催の「第7回」講座の申し込みを開始しました。
《歴史》──それはどこに向かっているのか?

※ 会場は、A会場(京都女子大学 杉本家 KOMEGLA キャンパス)です。

記録映像視聴の申し込みを開始しました。

講座申し込み(第7回 9月19日開催)
申し込みフォームへ

【お問い合わせ】 土曜の放課後・実行委員会
mail  Tel:090-3273-0860(安藤)

※定員超過の場合参加をお断りする場合があります。できるだけ早めにお申し込みください。
※申し込み後に欠席される場合は、必ず実行委員会あてに連絡をお願いします。

記録映像視聴申し込み
申し込みフォームへ

※お支払い確認後に限定公開チャンネルのアドレスをお知らせします。
※第2回から第11回までの講座の記録映像を順次アップします。
(現在、第2回、第3回講座の記録映像がアップされています。)
※京都芸術大学、京都女子大学の学生は無料です。

講座への質問用フォームへ

※各講座へのご質問やご感想はこちらからお願いします。


吉岡 洋(よしおか ひろし)

1956年京都生まれ。甲南大学、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)、京都大学文学研究科教授、京都大学こころの未来研究センター教授を経て、京都芸術大学文明哲学研究所所長。
主な著書に、『情報と生命』(新曜社、1993年)、『〈思想〉の現在形』(講談社、1997年)他。批評誌『ダイアテキスト(Diatxt.)』(京都芸術センター刊)編集長。『京都ビエンナーレ』(2003)、「岐阜おおがきビエンナーレ」(2006)総合ディレクター。
近刊に、『AIを美学する──人工知能はなぜ「不気味」なのか』(平凡社、2025年2月)、『美学のアップデート』(水声社、2025年11月)がある。
X: @hirunenotanuki
YouTube: https://www.youtube.com/@hirutanu


主催:土曜の放課後・実行委員会
(植田憲司、吉冨真知子、谷本研、二瓶晃、由良泰人、大西宏志、安藤泰彦、小杉美穂子)

共催:京都芸術大学 文明哲学研究所

協力:FRAME in VOX/株式会社デンキトンボ、京都女子大学、公益財団法人 奈良屋記念杉本家保存会